アトピー性皮膚炎・化学物質過敏症などについて

宅配便で全国各地からクリーニング品を送っていただいておりますが、その中にはアトピー性皮膚炎や化学物質過敏症の方も多くいらっしゃいます。
アトピー性皮膚炎(以下アトピー)の方が、合成洗剤やドライ液で洗ったものを着用するとチクチクしたりイガイガした刺激があったり、なんとなく不快で落ち着かなかったりということが多々あります。石鹸で水洗いしたもの、特に還元した水で洗ったシャツは気持ちよく着用していただけます。
全身アトピーの友達が泊りで遊びに来ました。シャツを無有むうで洗濯し、もちろん布団も無有むうでクリーニングしたもので眠りました。翌日、「数年ぶりにグッスリ眠れた」と言って喜んでいました。いつもは昼も夜もチクチクしたり痒かったりでまともに眠れない日がもう何年も続いているとのことでした。眠れないというのはとても辛いだろうなと思いました。出かけることになり、彼女は持ってきた新品のシャツに着替えました。・・・と次の瞬間「うわっ!ダメだ!チクチクして着れない!!」といってシャツを脱ぎ捨てました。私は「新品の服には合成洗剤や漂白剤、化学染料なんかがいっぱいついているからね」と言いました。結局、彼女は無有むうで洗ったヨレヨレのTシャツを着て出かけることになりました。「あっやっぱり違う、無有むうで洗ったシャツは着た瞬間にわかるわ、気持ちいいわ!」と言っていました。

東京のお客様からのお便り

いつもクリーニングが届くのを楽しみにしています。私は子供のころからアトピーで随分つらい思いをしてきました。小さなころから服はチクチクする不快なものでした。でもそれが当たり前だと思っていました。いつもチクチク全身に刺激があって集中力も欠けソワソワしていたせいか落ち着きのない子と言われてきました。夜もグッスリ眠った記憶がありません。
でも、無有むうさんで洗ってもらうようになって「服がチクチクして不快なのは異常なこと」だということに気が付きました。無有むうさんで洗ってもらったシャツを着るとチクチクどころかとっても気持ちがよくてホッとします。1日24時間ほとんどの時間を服を着て生活します。衣服が刺激のある不快なものからホッとする気持ちのいいものに変わったことは生活の質を考えてもとても大きなことだと思います。この度もお世話になります。お身体大切にお仕事がんばってください。

化学物質過敏症はある日突然発症します。例えば体内に化学物質を溜めるコップがあるとしましょう。そのコップは人によって大小さまざまです。普段の生活の中でどんどんとそのコップに化学物質が溜まっていき、一滴でもコップから溢れだした瞬間に発病するのです。他人事ではありません。反応する物質は人によって違いますが、それがダンボールであったり、ボールペンであったり、香水、洗剤と様々です。重度の方は、普通の生活も困難になります。外出してマンホールからシャンプーの臭いがした瞬間に呼吸困難を起こして倒れる方もいらっしゃいます。また外出もできず息をひそめるようにして家の中にいても全身を針で刺されるような痛みがある方もいらっしゃいます。化学物質にまみれたこの世の中、それらを排除し生きていくには、とても大変な事と思います。それになかなか周囲に理解してもらえない悲しさ、やりきれない気持ち、寂しさなど心の傷も大きくなりがちです。わがままを言っている大げさに言っている。と思われてしまうのです。しかし、本人は本当に苦しんでつらいのに…。その上、家族にさえもわかってもらえない苦しみをかかえている方もいらっしゃいます。もっともっと私たちがお勉強して少しでも理解できるように努力する事が大切だと思います。クリーニングをさせていただくにあたってもお一人お一人のカルテを作り、できる限りご要望にお応えできるようにしております。
化学物質過敏症のあるお客様から「水洗いしてくれる他のクリーニング店へ何カ所か出しましたがダメでした。着用できるようにはなりませんでした。無有無有むうさんでクリーニングした衣類は着用できるのです。同じ水洗いでどこが違うのでしょうか?」とご質問がありましたので、考えられる理由を三つお話ししました。
一つ目は『石ケンで水洗い』といっても、柔軟剤や防縮剤、色止め剤など沢山入れて洗う場合が多い事。二つ目は、必ずドライクリーニングをやっている事。ドライ機があると工場内の空気が汚染されていて、衣類に影響してしまう可能性があります。三つ目はドライで洗った衣類と同じ仕上げ台やアイロンを使用することなどです。
お客様は「そういえば水洗いしてくれる所を何カ所も問い合わせてみたけれど、どこもドライもやっていて、ドライはやっていないと言うのは無有無有むうさんだけでした。よくわかりました。ありがとうございました。」と言われていました。せんたく工房 無有が少しでもお役にたてて嬉しい限りです。

お一人お一人のご様子を把握する為に、カルテを作成して病状や反応する物質、その他、細かいご要望などを記入し、カルテを見ながら作業を進めていきます。